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東京オリンピック 海の森水上競技場 Time Line Media Close-up Report

2016年10月26日 06時09分35秒 | 東京オリンピック



海の森水上競技場、整備費300億円程度に削減 都が試算
 東京都が2020年東京五輪・パラリンピックのボート・カヌー会場に計画している「海の森水上競技場」の整備費について、現行計画の491億円から300億円前後に削減する試算をまとめていたことが17日、明らかになった。テレビ中継用桟橋設置をやめることで約60億円、予備費90億円の削減、屋根付きの観客席の縮小や艇庫を仮設施設にすることで約40億円など、合わせて約200億円の事業費を抑制するとしている。

IOC、ボート・カヌー競技など韓国開催も検討 海の森水上競技場開催が中止の場合
 10月18日、国際オリンピック委員会(IOC)は、海の森水上競技場が建設されない場合には、代替開催地として韓国を検討していると、国内の大会関係者が明らかにした。関係者によると、IOCは海の森水上競技場の整備費が高額であることを憂慮して、2年前にも韓国案を選択肢として組織委員会に示しており、再度持ち出す可能性があるという。
 関係者によると、IOC側が想定するのは、2013年世界選手権や2014年仁川アジア大会で使われた韓国中部、忠州(チュウンジ)の弾琴湖国際ボート競技場で、ソウルから約100kmほど離れた場所にある湖のボート場で、国際規格の2千メートルコース8レーンを備える。
 IOCは14年12月に承認した中長期改革「五輪アジェンダ2020」で、コスト削減などの観点から例外的に五輪の一部競技を国外で実施することを容認している。交通アクセスなどに課題があるものの、ボート関係者によると「数カ月あれば、五輪を開催できるような能力をもったコース」にできるという。これに対してバッハ会長は、「憶測やうわさにはコメントしない」と述べた。
 海の森水上競技場の“迷走”に不快感を示したIOC関係者が小池都知事とバッハ会長の会談を前にリークして、暗に小池都知事の対応を牽制したと思うのが自然だろう。海の森水上競技場は更に“混迷”を深めている。


「主導権争いの前哨戦 「IOC、ボート・カヌー競技など韓国開催も検討」報道
 10月18日、国際オリンピック委員会(IOC)は、海の森水上競技場が建設されない場合には、代替開催地として韓国を検討していると、国内の大会関係者が明らかにした。関係者によると、IOCは海の森水上競技場の整備費が高額であることを憂慮して、2年前にも韓国案を選択肢として組織委員会に示しており、再度持ち出す可能性があるという。
 関係者によると、IOC側が想定するのは、2013年世界選手権や2014年仁川アジア大会で使われた韓国中部、忠州(チュウンジ)の弾琴湖国際ボート競技場で、ソウルから約100km離れた場所にある湖のボート場で、国際規格の2千メートルコース8レーンを備える。
 IOCは14年12月に承認した中長期改革「五輪アジェンダ2020」で、コスト削減などの観点から例外的に五輪の一部競技を国外で実施することを容認している。交通アクセスなどに課題があるものの、ボート関係者によると「数カ月あれば、五輪を開催できるような能力をもったコース」にできるという。これに対してバッハ会長は、「憶測はうわさにはコメントしない」と述べた。
 「韓国開催」の報道は、小池都知事とバッハIOC会長が会談する直前というタイミングで各メディア一斉に行われた。
 IOC関係者が小池都知事とバッハ会長の会談の直前を狙ってリークしたとされている。このリークは、小池都知事の海の森水上競技場対応の“独走”に不満を持ち、牽制したと考えるのが自然だろう。小池都知事と組織委員会とのぎくしゃくした関係に不快感を示した国際オリンピック委員会(IOC)が仕掛けたしたという観測もされているが真偽のほどは分からない。ボート・カヌー競技場を検討する経緯の中で、国際オリンピック委員会(IOC)内部で議論の一つになっていたことがあると思える。2013年9月に海の森水上競技場の整備費を東京都が再試算し、1038億円と約15倍に膨れ上がると明らかにした際に、経費の膨張を懸念したIOCより100億円に抑えるようにと注文がついたとされている。
 しかし、今のタイミングでこの議論が再浮上としたとは考えにくい。やはり、国内の五輪関係者がバッハIOC会長来日のタイミングを狙ってリークしたと考えるのが自然だろう。
 いずれにしてもバッハIOC会長訪日にからんだ一連の主導権争いの前哨戦だったことには間違いない。


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2016年10月25日
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廣谷  徹
Toru Hiroya
国際メディアサービスシステム研究所
代表
International Media Service System Research Institute
(IMSSR)
President
E-mail thiroya@r03.itscom.net  /  imssr@a09.itscom.net
URL http://blog.goo.ne.jp/imssr_media_2015
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